蔭山英男氏は岸本裕史氏が提唱した「百ます計算」やインターネットを活用した学習法、科学実験や生活習慣を見直すチェックシートの活用などで成果を上げた事で有名です。
蔭山英男氏の略歴です。
1958年兵庫県生まれ。岡山大学法学部卒。
兵庫県朝来(あさご)町立(現朝来市立)山口小学校教師時代から反復練習で基礎学力の向上を目指す「陰山メソッド」を確立し脚光を浴びる。
2003年4月尾道市立土堂(つちどう)小学校校長に全国公募により就任。
百マス計算や漢字練習の反復学習を続け基礎学力の向上に取り組む一方、そろばん指導やコンピューターの活用など新旧を問わず積極的に導入する教育法によって子供たちの学力向上を実現している。
立命館大学 教育開発推進機構 教授(立命館小学校副校長兼任)。
文部科学省・中央教育審議会 教育課程部会委員。
内閣官房「教育再生会議」 有識者委員。
大阪府教育委員会教育委員。
ただ、小学校の教員だった頃は典型的な「デモシカ先生」だったそうです。
蔭山氏は、その「デモシカ先生」時代、同僚の過労死を経験した事がきっかけとなり、命の大切さに気付き、「自分を犠牲にする教育など無意味だ」と考え、現在に至ったのだそうです。
なぜか蔭山氏の教育法では「百ます計算」に注目が集まり、発案者が蔭山氏だと勘違いされているようですが、これは岸本裕史氏が発案したものです。
また、蔭山氏の教育法で一番根底にあるのは基礎的な生活習慣を身につける事であり、注目されてはいないものの、提唱したのは「反復練習」です。
朝食の大切さ、早寝早起きの推奨など今まで着目されてこなかった角度から教育を見直すという斬新な考えです。
ただ、健康的に子どもたちを育てましょうといった話では無く、朝食を摂る事や22時就寝にする事で勉強の効率が上がるという事がデータにもきちんと出ているのだそうです。
集中力が落ちれば長時間勉強させても無意味な事から、徹夜勉強や深夜まで塾に通わせる事が逆効果になる事や、一定の睡眠時間の必要性を唱えるなど、蔭山氏の推奨しています。
従来から頑張れ至上主義からすると、目から鱗な事ではありますが、生活のリズムを守ること、無理は逆効果という基本的なことを守るということでしょうか。
健康を害さずとも勉強がしっかりと出来るといわれるこれらは、子を持つ親にとっても、子どもにとっても、魅力的な学習法だといえるのでは無いでしょうか。
【蔭山英男氏の動画です】